前立腺癌の再発

前立腺癌は、ほかの臓器などの癌と比べてみると、病気の進行速度は遅くなっています。また、ホルモン療法がとても有効的なため、癌の中でも比較的予後のいい癌といえます。

前立腺癌の再発(つづき)

前立腺癌は年齢の高い人に多い病気です。そのため、糖尿病や心機能障害などの合併症がある場合があり、前立腺癌の治療方法に選択が必要になってきます。

また、前立腺は男性固有の臓器であるため、その治療には男性機能への副作用が及びます。これらを考慮して治療方法を選んだ結果により、前立腺癌の再発にも違いがあわられてきます。

前立腺摘除術の治療をした場合、血液検査の結果、腫瘍マーカーであるPSAが上昇していたり、リンパ節や他の臓器に転移がみられた場合を再発といいます。また、前立腺の摘除部位に癌細胞がみられた場合も再発となります。

前立腺癌患者の約3割が前立腺癌を再発するといわれています。手術後の再発の対策としては、ホルモン療法や放射線療法が施されます。再発の部位が局所であれば、再び手術療法を行う場合があります。

初期病症の前立腺癌患者のみ見てみると、5年非再発率は90%以上といわれています。高い確率で完治することが分ります。

前立腺癌は早期治療が有効な病気です。前立腺癌は血液検査によって腫瘍マーカーを調べることにより、簡単に発見することが可能です。1年に1回、定期健診のつもりで受けてみることが大切です。

前立腺癌イメージ

前立腺癌の生存率

前立腺癌はホルモン療法が効果的です。また、手術による治療後も比較的再発が少ない病気になっています。ですが癌の進行具合や、治療する病院によって生存率に違いがでてきます。前立腺癌は癌細胞が発生した場所、進行具合により 病期A〜病期Dにわけられます。

病期Aは良性疾患で前立腺肥大症などの手術により切除した組織に 偶然癌細胞が発見された状態をいいます。病期Aでの5年生存率(診断から5年経過後に生存している患者の比率)は ほぼ100%になっています。

病期Bは癌細胞が前立腺の中に限局している状態です。血液検査で腫瘍マーカーのPSAの高値により発見される場合が多いようです。癌細胞の大きさは、最大径1.5cmほどになります。病期Bでの5年生存率は、70%〜90%といわれています。

病期Cは癌が前立腺被膜を超えて広がっている状態をいいます。前立腺の隣の臓器である精嚢、膀胱頚部へ拡がる癌もふくみます。病期Cでの5年生存率は50%〜70%です。病期A病期Bでは、前立腺治療後は、ほとんど再発がありませんが、病期Cになりますと5年非再発生存率は60%ほどになります。約4割の患者に前立腺癌の再発がみられるようになってきます。

病期Dはリンパ節、骨、肺、肝臓、直腸など、前立腺から離れている臓器への浸潤や転移がみられる状態をいいます。病期Dでの5年生存率は約30%。5年非再発生存率は5%程度です。

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